鮒のてっぱい (香川県)
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鮒のてっぱいとは
料理名 | 鮒のてっぱい | |
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別名 | - | 都道府県 | 香川県 |
地域 | ||
発祥時期 | 不明 | |
概要 |
「鮒のてっぱい」は、香川県の郷土料理。 フナやコイを三枚におろし、細く切って塩酢に漬け、数時間置いたものを白みそであえ、ダイコンやニンジンなどを混ぜ合わせたもので、冬場のおかずや酒の肴として昔から食されてきました。 フナのことを鉄砲と呼んでいたことから「鉄砲あえ」と呼ばれていましたが、短縮されて「てっぱい」となったとのことです。 雨の少ない香川は、田畑の水を確保するために各地にため池が作られ、ため池の数は日本一になっています。現在も各地のため池では、秋から冬にかけてため池の水を抜いた後、フナの漁獲風景がみられます。 てっぱいは、村の人々が集まって、腕自慢が工夫をこらした作りかたや味を競いながら、楽しくお酒を飲んだり皆で食べる楽しみ「メオイ」の主役でもあります。
しかし、海の魚が簡単に手に入るようになった現在、てっぱいを食べる機会は減ってきており、フナの独特の臭みを嫌う若い世代などから、てっぱい離れが進んでいると言います。 大切なふるさとの味、どうか大切に残して行ってもらいたいものです。 |