バッテラ~安くて旨い船場の味~大阪府

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バッテラとは

料理名バッテラ
別名鯖の箱寿司
都道府県大阪府
地域
発祥時期不明
概要

「バッテラ」は、大阪府の郷土料理。

木枠で押して作る「大阪寿司」のひとつで、酢で締めた鯖に白板昆布をのせた寿司です。

バッテラの始まりは、丸一匹の鯖の腹に寿司飯を詰めて押し寿司にしたもので、全体が四角くて船に似ており、胸ヒレがオールの形に見えること、また、当時大阪市内の川を走っていた小舟を「バッテラ」と呼んでいたことなどから、「バッテラ」(ポルトガル語で小舟を意味するバッテイラ(bateira))と呼ばれました。

鯖の棒寿司は鯖の切り身をそのまま使い、値段も千円前後から数千円と高めですが、バッテラは切り身を薄く削ぎ切りして使うので一人前が数百円と手頃で、おいしい庶民の味として親しまれています。

以前は家庭や商家でも作られ、骨や頭などのアラと大根を使った「船場汁」「船場炊き」ととともに、余すところなく「始末」されて食卓にのぼりましたが、今ではそういう家庭は見られなくなりました。


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