いかすみ汁~ガンを食べるムコ多糖~沖縄県

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イカ墨とは

料理名イカ墨
別名-
都道府県沖縄県
地域
発祥時期不明
概要

「いかすみ汁」は、沖縄県の郷土料理。

栄養や旨み成分が豊富に含まれたイカの墨で仕立てた真黒な汁物で、イカの他に豚肉、島豆腐、「にがな」と呼ばれる葉物野菜なども入れます。

イカは体長50cm、体重2kgにも及ぶ「アオリイカ」がよく使われ、イカの墨をたくさん入れるほど濃厚な味わいになります。
舌や歯を真っ黒になっているのを指摘しあい、笑いあいながら楽しく食べましょう。

沖縄では、「イカスミそば」や、いか墨のことを「クリ」と言うことから、雑炊にいかの墨を入れた「クリジューシー」と呼ばれる雑炊もあります。

イカ墨は血液によく、痛みを和らげる効果や、婦人の子宮出血にたいへん効果があり、琉球王国時代から薬になる食べ物「薬膳食」とされてきました。

1990年に弘前大学元教授の佐々木甚一博士が「イカスミに抗腫瘍作用がある物質が含まれる」と各種学会で発表し、イカ墨に含まれる「ムコ多糖」が、ガンを食べる働きをすることが立証されたことで、大変話題になりました。


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