ふく料理~伊藤博文が愛したふく~山口県

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下関のふくとは

料理名下関のふく
別名ふぐ料理
都道府県山口県
地域
発祥時期不明
概要

「ふく料理」は、山口県の郷土料理。

下関市で漁獲されるフグを用いた料理で、ふく刺し、ふく鍋(てっちり)、ふく雑炊、ふくの唐揚げ、白子料理、煮凝り、ふぐ酒、ふくめしなどさまざまな料理があります。

「ふく」は「福」とかけて縁起をかついだ呼称で、縄文時代、約6千年の昔から食されていたと言われます。

豊臣秀吉の朝鮮出兵の折に、途中立ち寄った下関で、家臣がふぐを食べて大勢の死者や中毒者が出たため、ふぐの食禁止令を出し、江戸時代を通じて禁止されていました。
しかし、地元に限らず京、大阪でも庶民の間ではずっと食べられていました。

明治になってもこの禁止令は続いていましたが、明治27年に日清戦争の勝利の際に、当時の総理大臣伊藤博文と李鴻詳が下関の春帆楼で講話条約についての話し合いを持ったことから解禁されることになります。

春帆楼では、数日の悪天候で活魚が取れず、やむなくふく料理を出し、伊藤博文がその味に感激します。
おかみから料理のやりかたで十分な注意をすれば安全に食べられることを聞き、関門、山口県、福岡県だけにはふぐ料理が解禁されました。


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